学校をサボろうとした話
fukisarashi さん からの投稿
中学校の頃の話です。
学校は家から徒歩5分ほどだったのですが、普段から私は登校時間がギリギリで、授業が始まる5分前に滑り込みで登校するなんてことがザラにありました。
しかし、その日はいつもより激しく寝坊してしまい。
起きた時間が授業開始の約5分前。
当然着替えて準備をして登校してもとてと間に合う時間ではなく、たまたま家族が出払っていたその日。
私はズル休みしようと決心しました。
とりあえず、オーソドックスに仮病を使って休むことにしたのですが、本人として体調不良の旨を伝える電話をすると、両親のどちらかに確認されるのではないかと危惧した当時の私は、それを未然に防ぐために父親のふりをして電話をすることにしました。
学校の電話番号を調べ、いざ電話をかけ「いつもお世話になっています〇〇の父です」と話すつもりが、「いつもお世話になっています。〇〇です」と普通に本名を名乗ってしまい、寝ぼけていたこともあり完璧に思考がフリーズしてしまいました。
弁解することもできず、そのまま担任に代わられ「どうした?」と聞かれた時点ではもう仮病は諦めていました。
「今から行きます」と電話を切ってすぐに学校に向かいましたが、もちろん間に合うわけもなく20分の遅刻。
授業は始まっていました。
あまりに焦っていたため、なぜ電話をしたのかの言い訳も考えておらず。
私の悪ふざけということでこっぴどく叱られました。
その時思ったのですが、変に隠そうとせず、事の顛末を正直に話していれば笑い話として済ましてくれていたのかもしれません。